top of page

Installation of Python for Windows

 Windows OS上で複数バージョンのPythonを共存させる方法を解説します。

3. 環境変数の設定

 

 システムのプロパティより環境変数を編集します。

環境変数はOSごとに以下のようになっています。

 

■Windwos 7 / 8

コントロールパネル > システムとセキュリティ > システム > システムの詳細設定 > 環境変数

 

■Windwos Vista

コントロールパネル > システム > システムの詳細設定 > 環境変数

 

■Windwos XP

コントロールパネル > システム > 詳細設定 > 環境変数

 

環境変数を設定します。

*画像はWindows 7のものです。

 

まず、①の変数 Pathをダブルクリック、もしくは、②の編集を押して下さい。

*変数 Pathがない場合は、新規ボタンで作成してください。

1. はじめに

 

 Python 3.3からpy launcherというWindows用のPython Launcherが登場し、バージョン管理が容易になりました。

このページでは、py launcherを使用してバージョン管理する方法を説明します。

 

7. おわりに

 

 これでWindows上で複数のPythonを管理できました。

2. 必要なソフトウェア

 

 今回は3つのバージョンのPythonをインストールし、管理してみます。

 

■Windows XP / 7 / 8 64bitの場合

・Python

Windows x86 MSI Installer (2.6.6) (sig)

Windows x86-64 MSI Installer (2.7.6) (sig)

Windows x86-64 MSI Installer (3.3.3) (sig)

 

 

■Windows XP / 7 / 8 32bitの場合

・Python

Windows x86 MSI Installer (2.6.6) (sig)

Windows x86 MSI Installer (2.7.6) (sig)

Windows x86 MSI Installer (3.3.3) (sig)

 

こらのソフトウェアをダウンロード後インストールを行なって下さい。

以下の様な、システム変数の編集ダイアログが表示されます。

①のテキストボックスに以下のようなパスを追記して下さい。

 

;C:\Python33;C:\Python27;C:\Python26

 

このようにPython 3.3を一番最初に記述してください。

4. 動作確認

 

 それでは各バージョンのPythonを起動してみましょう。

 

4.1 Python 3.3

 

 コマンドプロンプトに以下のコマンドを入力して下さい。

5. スクリプトの実行方法

 

 Pythonスクリプトをバージョン指定で起動する方法を説明します。

ここではtest.pyというスクリプトを例として扱います。

test.pyの中身は以下のようにしておくと、動作を確認しやすいと思います。

 test.pyはPythonのバージョン番号をコンソールに表示します。

python

以下のように、Python 3.3.3が起動します。

デフォルトのPythonが3.3.3であることがわかります。

4.2 Python 2.7.6

 

 コマンドプロンプトに以下のコマンドを入力して下さい。

py -2.7

以下のように、Python 2.7.6が起動します。

以下のようなコマンドでもPython 2.7.6が起動します。

py -2

py

マイナーバージョンを指定しない場合は、2系列の最新版が起動します。

また、バージョンを指定しない場合も、2系列の最新版が起動します。

4.3 Python 2.6.6

 

 コマンドプロンプトに以下のコマンドを入力して下さい。

py -2.6

以下のようなコマンドでもPython 3.3.3が起動します。

py -3

py -3.3

マイナーバージョンを指定しない場合は、3系列の最新版が起動します。

以下のようなコマンドでもPython 2.6.6が起動します。

  1. import sys

  2. print(sys.version)

5.1 Python 3.3.3

 

 コマンドプロンプトに以下のコマンドを入力して下さい。

このように使用するPythonのバージョンを指定できます。

py test.py

py -2 test.py

py -2.7 test.py

5.2 Python 2.7.6

 

 コマンドプロンプトに以下のコマンドを入力して下さい。

このように使用するPythonのバージョンを指定できます。

python test.py

py -3 test.py

py -3.3 test.py

5.3 Python 2.6.6

 

 コマンドプロンプトに以下のコマンドを入力して下さい。

このように使用するPythonのバージョンを指定できます。

py -2.6 test.py

6. shebanによるバージョン指定

 

 Pythonスクリプトを実行する度に、前述したようにバージョン指定を行う面倒です。

また、Windowsではスクリプトファイルをダブルクリックで起動できますが、そのままではバージョンを指定できません。

そこで、py launcherではUnixのようにスクリプトの最初の行に起動すべきPythonのバージョンを指定することができます。

6.1 Python 3.3.3

 

 スクリプトの最初の行に以下のいづれかのコマンドを指定します。

#!/usr/bin/python3

#!/usr/bin/python3.3

#! python3

#! python3.3

6.2 Python 2.7.6

 

 スクリプトの最初の行に以下のいづれかのコマンドを指定します。

#!/usr/bin/python

#!/usr/bin/python2

#!/usr/bin/python2.7

#! python

#! python2

#! python2.7

6.3 Python 2.6.6

 

スクリプトの最初の行に以下のいづれかのコマンドを指定します。

#!/usr/bin/python2.6

#! python2.6

*環境変数 PYTHONPATH に、特定のPython用のを値を設定している場合は、

他のPythonが起動時にその値を読み込みエラーを出力する場合があります。

バージョンに依存するパッケージをPYTHONPATHに指定しないでください。

bottom of page