Installation of OpenHRI for Windows
OpenHRIは音声対話に関する複数のフリーソフトを使いやすくまとめたRTC群です。
ここではOpenHRIのWindows環境へのインストール方法を説明します。
1. インストールに必要なソフトウェアの準備
ここではOpenRTM-aist C++ 1.1.0-RELEASEがインストールされていることを前提に説明します。
また、Pythonを使う場合はOpenRTM-aist Python 1.1.0 RC1もインストールして下さい。
インストールしていない場合は、ここを参考にインストールしてください。
OpenHRIでは音声対話に関するフリーソフトを扱います。
以下に、主なソフトウェアを示します。
WindowsやMac、Linuxで動作するクロスプラットフォームのオーディオI/Oライブラリです。
マイクの入力やスピーカーへの出力を行います。
オープンソースの音声認識エンジンです。
人の発話による音声データから、文字データを取得します。
日本語の音声合成エンジンです。
文字列から人の声を人工的に作り出します。
ロボットとの対話を実現するためのフレームワークです。
ロボットとの対話シナリオを簡易にプログラムすることができます。
Windowsではインストーラを使ってOpenHRIに必要なソフトウェアを簡単にインストーラすることができます。
下記URLより、インストーラを入手してください。
http://openhri.net/getinstaller.php
15/06/2014時点ではupdate-checker-1.01.exeというファイルがDLできます。
4. おわりに
OpenHRIはたくさんのソフトウェアを使用しますが、インストーラのおかげで簡単にインストールすることができました。
次回は、簡単なサンプルを作成して動作確認を行います。
参考文献
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「OpenHRI」<http://openhri.net/>(2014/06/15アクセス)
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「Julius」<http://julius.sourceforge.jp/>(2014/06/15アクセス)
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「OpenJTalk」<http://open-jtalk.sourceforge.net/>(2014/06/15アクセス)
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「PortAudio」<http://www.portaudio.com/>(2014/06/15アクセス)
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「Inteligent RT Software Project」<http://www.openrtp.jp/>(2014/06/15アクセス)
3. インストールの確認
各ソフトウェアのインストール先に選んたフォルダが生成されているか確認します。
64bitのWindows OSでは、デフォルトで以下のようになっていると思います。
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OpenHRIVoice
C:\Program Files (x86)\OpenHRIVoice
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OpenHRIAudio
C:\Program Files (x86)\OpenHRIAudio
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SEATSAT
C:\Program Files (x86)\SEATSAT
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OpenHRIWorlds
C:\Program Files (x86)\OpenHRIWorlds
2. ソフトウェアのインストール
作業はDLしたインストーラに従って、クリックしていけば完了です。
環境に従ってインストールされる内容が変わると思いますが、何れにしろ結構な量のインストールが行われます。
また、クリックしないと進まないので、放置しておいてインストールすることは出来ないので注意してください。
15/06/2014時点では、以下のソフトウェアがインストールされます。
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OpenHRIVoice 2.00
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OpenHRIAudio 2.01
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SEATSAT 2.00
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OpenHRIWorlds 1.00



